JSDF Solar Standard|JSDFソーラースタンダード(メタル)

格調をまとったミリタリーウォッチ

2015年夏、JSDFソーラースタンダードにメタルバンドバージョンが登場した。従来のナイロンバンドは軽く汗にむれにくく(例えばベトナム戦争時の米軍腕時計もそのためにナイロンバンド仕様でした)、フィールドでの実用性を重視した仕様でした。一方、ケース本体からそのまま連続する装甲のようなメタルバンドは、また違った方向性で剛健さと格調を感じさせるモデルです。ナイロンを最前線仕様とすれば、メタルは礼装仕様になるのでしょうか。

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ナイロンバンド。防弾チョッキにも使用される超硬素材バリスティックナイロン。裏は本革であり汗のシミを防ぎます。

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メタルバンド(陸)。ミリタリーの王道であるオリーブドラブカラーに、暗所で目立つ白い針はミリタリーウォッチらしい組み合わせです。

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メタルバンド(海)。全体の金属色がもっとも引き締まる黒のカラーリングです。針の輝きとのコントラストもきれいです。

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メタルバンド(空)。翼のエンブレムがもっともクリアーに見える一方、渋い紺色は実はビジネススーツなどにもさり気なく溶け込みます。


Jソーラー搭載ウォッチ

JSDFソーラースタンダードは現場自衛隊員の意見を反映させた、防衛省本部契約商品です。搭載する「J-Solar」システムはフル充電で6ヶ月間稼働します。電圧低下を2秒間隔運針への変化で知らせ(不意の動力切れが死に直結するダイバーズウォッチにも採用される機構です)、充電切れ状態でも数秒の照光で起動するなど、信頼性の高い仕様となっています。軍用時計では、いつのまにか電池が切れていたというリスクを負うよりも、あえて手巻き機械式を選択する場合もありますが、クォーツ式でもソーラーなら信頼性が高いです。

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受光面でもあるダイヤルには独特の深みがあります。発電効率を落とさずに色彩やエンブレムを入れることは、開発上のとても難しいポイントでした。室内光でも高い発電効率を発揮しますので、潜水艦に長期間籠るような環境でも問題ありません。

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大型の時計で竜頭が3時方向に付いていると、手首を反らしたときに邪魔になってしまいます。活動する人のための時計として、配慮されています。リュウズも大きめで回し易く、またここにもJSDFの刻印があります。


耐久性の高いメタルバンド

メタルバンドを実際に持ってみるとズッシリ重く、しっかり腕にフィットするのは、ステンレスの無垢バンドならではです。ガタつきを抑え、高い耐久性を誇ります。シャープなケースと大柄なダイヤルに、質感の高いメタルバンドの組み合わせは、実用時計であるJSDFソーラーに高級感がプラスされました。

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重厚がありながらもスマートさを感じさせる形状や、金属感を強調するヘアライン。

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パーツが精度よく磨かれ、接合されているため、見る角度によっては優美な一面を見せてくれます。

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ミラー仕上げ、ホーニング仕上げ、ヘアライン仕上げの組み合わせが、時計の存在感を高めます。

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しっかりしたステンレスの無垢バンド。もちろん自衛隊公認の証であるケース裏刻印も従来通り。自衛隊内で記念品として用いられる場合、部隊名や部隊スローガンが追記されることもあります。


付け替えも可能です

すでにナイロンバンドタイプを所有するオーナー様向けに、メタルバンド単品での販売も予定されています。TPOに応じてバンドを付け替えることで、スポーティなプライベートでも、ビジネスシーンにも対応します。それはまるで、幹部自衛官が迷彩野戦服姿にも、勲章をつけた礼装姿にもなるようなものです。

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さりげない日の丸が、自衛隊の誇りを表します。